【Story研修・特別版

「新入社員研修」の話題から(2016年4月28日投稿) 

自分にフィットするノートを見つけいつもカバンに 斎藤孝流ノート術(1)


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大人になってからノートをとらなくなった、という人は、まずはノートをとる習慣を身につけてほしい。それだけでも、知的生産性が格段に上がると、斎藤教授は書いていらっしゃいます。さらに「ノートをとる技術」を磨いておけば、「これほど便利なツールはない」と実感するだろうとも。そして斎藤式ノート術には次の 10 のメソッドがあります。

1 いつもノートをカバンに入れておく

2 自分にフィットするノートを見つける

3 ノートに名前をつける

4 ページにタイトルをつける

5 3色ボールペンを使う(前回、内容の一部を紹介)

6 図を描く

7 ポイントを3つにまとめる

8 日付を入れる

9 ノートは一冊にする

10 本をノート化する 

メソッド1 いつもノートをカバンに入れておく

「考える」ことが大事だとわかっていても、なかなか考えることができない人が多いと思います。頭の中だけでぼんやりと考えごとをしているだけでは、生産的なことに結びつきにくいからです。ところがアイデアを文字にすれば、それを見てまた思考を発展させることができるので、ノートは常にカバンに入れておくべきなのだと。また、ノートをカバンに入れると、カバンを開けるたびにノートが目につきます。これが、課題認識につながり、ときどきは考えを書きつけるようになります。手帳はフリースペースが小さいので、できれば小さなノート(せめてA5サイズ)のほうがいいようです。ノートの開放的な感じが、積極性や攻撃性につながるそうです。 

メソッド2 自分にフィットするノートを見つける

お気に入りのノートを見つけると、ノートを書くことが習慣化しやすくなります。シンプルなノートもいいのですが、特に自分の気に入ったノートを持ち歩くと、書きたいという気持ちがムズムズしてきます。喫茶店でノートを開こうかな、という気が起こります。気分よくノートを開くことができるのは、軽視できない要素だそうです。エルメスの手帳はカバーの皮も中の紙も高いのですが、それを持ち歩くことによって「せっかく高いお金を払っているんだから…」「重たい手帳を持ち歩いているんだから、心くらいは軽く…」という気持ちになります。高級な手帳を喫茶店で開いたりすると、ちょっとセレブな気分が味わえて、メモする姿を見せたくなったりするとか。

参考資料:『大事なことは3つにまとめなさい!~頭と心をスッキリさせる斎藤式ノート術~』(斎藤孝著/ビジネス社)